警告:本記事にはネタバレおよび作品ファンを不快にしうるコメントが含まれます。
この記事は、はんドンクラブ2 アドベントカレンダーの6日目の記事です。
皆さんこんにちは。2024年も暮れに差し掛かってきましたね。皆さんは2024年いかがお過ごしでしたでしょうか?何か生み出しましたか?
2024年で最も特筆すべき出来事といえば、僕の人生の最大の癒しともいえるなろう小説原作のアニメが累計100作品を突破したことです(これは同時に僕のなろうアニメ視聴数が100を超えたことを意味します)。
この記事では、そんな素晴らしいなろう作品の魅力を伝えるべく、なろう原作アニメ123作品(2024年12月現在。カクヨム等との同時掲載もなろう作品としてカウント)の全作品を視聴して感想を述べたいと思います。
それぞれ主観で星1~5の評価でつけています。本当に完全に主観です。
ちなみに⭐⭐⭐⭐以上は比較的良作品が多いので本物のなろうを浴びたい人は⭐⭐⭐くらいがおすすめです(いわば⭐⭐⭐⭐⭐は外国人向けに観光地化された東京や京都みたいなものです。通なら⭐⭐⭐、場所で例えるなら北陸や中部あたりですね)。
各作品のタイトルからアニメ公式サイトにリンクしています。ただし、KADOKAWAがランサムウェアの被害からまだ完全に復旧していないようでリンク無いのは9割KADOKAWA系列です。
ログ・ホライズン(2013) ⭐⭐⭐ 気付いたらMMORPGの世界に閉じこめられていたというSAOを彷彿とさせる作品だが、死んでも復活できるという点では切羽詰まった緊迫感はなくはやや没入感に欠ける。しかし、SAOと違って帰還のための達成目標が定められていないのはある意味SAOより残酷かもしれない。作風は個人的にはあまり好みではなかったが、ヒロインが第一話で幼女化したので+1点。あと作者が脱税で逮捕された。
魔法科高校の劣等生(2014) ⭐⭐⭐⭐⭐ 司波達也が何かをするたびに妹の深雪から「さすがはお兄様です」と褒められることで有名(通称さすおに)。評価方法によって優劣が決められ、有能なのに評価されないことがあると作者が長文で読者感想に反論していたが、実際最初の導入の時だけでそのあとはさすおにの連続で劣等という設定がそこまで活かされている様子はない。 個人的におすすめのシーンは1期第26話の深雪の「(溜息)…ありとあらゆる負傷を無かったことにする、そんな魔法が何の代償もなく使えるとお考えですか?エイドスの変更履歴を遡ってフルコピーするには記録された情報を全て読み取っていく必要があります。そこには当然、負傷した者が味わった苦痛も含まれます。しかもそれが一瞬に凝縮されてやってきます。例えば今回五十里先輩が負傷されてからお兄様が魔法を使われるまでおよそ30秒の時間が経過していました。それに対してお兄様がエイドスの変更履歴を読み出すのにかけられた時間がおそよ0コンマ2秒。この刹那の時間にお兄様の精神は五十里先輩が味わわれた苦痛を150倍に凝縮して体験されているのです。お兄様は他人の傷を治すたびにそのような代償を支払っているのですよ。それでもまだ他人のためにそのお力を使うべきだとおっしゃるのですか???」の長文説教セリフ。ここに魔法科高校の劣等生の全てが凝縮されている。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(2015) ⭐⭐⭐⭐⭐ 英雄願望を持つ主人公が毎回とてもひどい目に逢いながら(ついでにヒロインを増やしながら)レベルアップしていくという古き良き正統派ファンタジー。何気にアニメはもう5期までやっており、なろう系アニメでは最長ではないだろうか。個人的には1期オープニングがとても好き。ラノベの挿絵がヤスダスズヒト先生(夜桜四重奏いいよね)。「ヘスティアの紐」がこの作品の七不思議のひとつ。気になる人はヘスティアで検索ぅ!(CVドヤコンガ)
オーバーロード(2015) ⭐⭐⭐ サービス終了後のMMOの世界に閉じ込められたので、同郷プレイヤーを探すべくそのままゲームのロールプレイング(悪役)をしながら世界中に悪名を轟かせていく話。後述の「スマホ太郎」と並んで「イキリ骨太郎」と呼ばれている。毎回見るたびにこれのどこが面白いんか?って気持ちになる。
この素晴らしい世界に祝福を!(2016) ⭐⭐⭐⭐ 主人公の能力がギャルのパンティを盗むこと。おちゃらけ系主人公がここぞという時に活躍するというのは昔からの定番だよね。何故か毎回宣伝画像とオープニングの作画が崩壊しているけど、作中の作画は別に悪くない。劇場版(奥さんと観に行った)の紅伝説はめちゃくちゃよかった。
Re:ゼロから始める異世界生活(2016) ⭐⭐⭐ 厨二心をくすぐる設定や演出は多感な中学生の心をがっちりつかんで離さず、レムラムはSAOのアスナのようにみんなの仮想嫁(メイド)である。レムが2期に眠りについてからそろそろ5年が経とうとしているがいつ目を覚ますのだろうか、と思っていたらハンガリーで移民ヘイトスピーチをしていた。